【結論】ワンピース「ジョイボーイ」の声優は誰?高乃麗が担当

最新話(第1151話)で判明したジョイボーイの声優・高乃麗とは

テレビアニメ『ONE PIECE』(ワンピース)において、物語の最大の鍵を握る重要キャラクター「ジョイボーイ」の声優を務めているのは、高乃麗さんです。この事実は、2025年11月30日に放送された第1151話「父と描いた夢!ボニーの自由な未来」のエンドロールと実際の放送内容によって明らかになりました。高乃麗さんは、長年のキャリアを持つベテラン声優であり、少年役から大人の女性役まで幅広く演じ分ける演技力に定評があります。ジョイボーイという役は、これまで名前しか登場していなかった伝説の存在であるため、その「声」が誰になるのかは長年ファンの間で議論されてきましたが、今回の放送でついにその正体が解禁となりました。

田中真弓ではない?「初代ルフィ」としての過去と27年ぶりの帰還

現在、主人公モンキー・D・ルフィの声を担当しているのは田中真弓さんですが、実は高乃麗さんは「初代ルフィ」の声優として知られています。多くのファンにとってルフィの声は田中真弓さんのイメージが強いですが、1999年に現在のテレビアニメシリーズが始まるよりも前、1998年にイベント限定で上映されたアニメ作品でルフィを演じていたのが高乃麗さんでした。つまり、高乃麗さんは田中真弓さんよりも前にルフィに命を吹き込んだ最初の人物なのです。今回、高乃麗さんがジョイボーイ役として出演したことは、ワンピースという作品への約27年ぶりの帰還を意味しており、この歴史的な背景が大きな話題を呼んでいます。

高乃麗の代表作とプロフィール(サクラ大戦のマリア、H×Hのイルミ他)

高乃麗さんは、1961年8月16日生まれ、千葉県出身の声優であり、現在は声優事務所「リマックス」の代表取締役社長も務めています。その力強く深みのある声質を生かし、数多くの人気作品に出演してきました。代表作として最も有名なのは、ゲームおよびアニメ『サクラ大戦』シリーズのマリア・タチバナ役です。また、1999年版のアニメ『HUNTER×HUNTER』ではイルミ=ゾルディック役を、アニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』では鷹羽リョウ役を担当するなど、クールなキャラクターや少年役でも高い評価を得ています。歌手としての活動や舞台出演の経験も豊富で、その多彩な才能が今回のジョイボーイ役の演技にも生かされています。

なぜ「神キャスティング」と絶賛されるのか?初代ルフィ起用の理由

1998年のOVA『倒せ!海賊ギャンザック』でのルフィ役としての歴史

今回のキャスティングが「神」と称賛される背景には、1998年に公開されたOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)『ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック』の存在があります。この作品は「ジャンプ・スーパー・アニメツアー’98」で上映されたもので、ワンピースにとって史上初のアニメ化作品でした。この記念すべき最初の映像作品でルフィ役を演じていたのが高乃麗さんだったのです。現在の東映アニメーション版とは異なり、Production I.Gが制作を手掛けたこの作品は、長年のファンの間では伝説的な作品として語り継がれています。この歴史を知るファンにとって、高乃麗さんが再びワンピースの世界に戻ってくることは、単なる配役以上の深い意味を持っています。

ジョイボーイ(先代)とルフィ(現代)をつなぐ「声」の演出意図

このキャスティングにおける最大の魅力は、ジョイボーイとルフィの関係性を「声優」というメタ的な要素で表現している点にあります。作中の設定において、ジョイボーイは「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル“ニカ”」の能力を覚醒させた過去の人物であり、現在の能力者であるルフィの「先代」にあたる存在です。つまり、「先代のニカの能力者(ジョイボーイ)」に、「先代のルフィの声優(高乃麗さん)」を起用したということになります。現代のルフィ(田中真弓さん)の前任者として、過去のルフィ役(高乃麗さん)を配置するというアニメスタッフの粋な演出意図が、物語の設定と完璧にリンクしており、これがファンの心を強く打ちました。

SNSでのファンの反応「鳥肌が立った」「粋な計らい」まとめ

放送直後から、X(旧Twitter)をはじめとするSNS上では、このサプライズ演出に対する驚きと感動の声が殺到しました。「ジョイボーイの声が初代ルフィなのはエグすぎる」「鳥肌が止まらない」といった投稿が相次ぎ、関連ワードがトレンド入りするほどの盛り上がりを見せました。特に、「ジョイボーイはニカの能力の前任者だから、声優もルフィの前任者を連れてきたのか」「アニメスタッフの心意気が熱すぎる」というように、制作陣のこだわりを称賛するコメントが多く見られました。また、当時『倒せ!海賊ギャンザック』を見ていた古くからのファンからは、「27年越しのおかえりなさい」という温かいメッセージも多数寄せられています。

ジョイボーイの正体とは?ルフィやニカとの関係性を解説

ジョイボーイは誰?空白の100年に実在した「最初の海賊」

ジョイボーイとは、ワンピースの世界で約800年前から900年前にあたる「空白の100年」に実在した人物です。彼は歴史上において「最初に海賊と呼ばれた男」であるとされており、物語の根幹に関わる重要な存在です。かつて魚人島に残した謝罪文や、ラフテルに残した莫大な宝(ワンピース)など、彼が残した痕跡は現代の物語に大きな影響を与えています。伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーがラフテルに到達した際に、「ジョイボーイ、おれはお前と同じ時代に生まれたかった」という言葉を残したことからも、彼がいかに偉大で魅力的な人物であったかがうかがえます。

太陽の神ニカとジョイボーイの違いと共通点

「ジョイボーイ」と「太陽の神ニカ」は混同されやすいですが、明確な違いがあります。「ニカ」は太古の昔から奴隷たちの間で語り継がれてきた「伝説の戦士」や「神」の名称であり、悪魔の実「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル“ニカ”」のモデルとなっている存在です。一方、「ジョイボーイ」はその悪魔の実の能力を覚醒させ、かつて実際にニカのような姿で戦った「特定の人間(個人の名前)」を指します。つまり、ルフィとジョイボーイの共通点は、同じ「ニカの能力」を持った人間であるということです。二人は時代を超えて同じ姿、同じ力、そしておそらく同じような自由な精神を共有していると考えられています。

エッグヘッド編で巨大ロボット(エメト)が反応した理由

エッグヘッド編に登場した「鉄の巨人」こと巨大ロボットのエメトがルフィを見て反応した理由は、ルフィがギア5(フィフス)を発動し、ニカの姿になったためです。ルフィがニカの姿になると、「ドンドットット」という独特な心臓の鼓動音「解放のドラム」が鳴り響きます。900年前にジョイボーイの仲間であったエメトは、この懐かしい鼓動を聞き、ルフィの姿を見て、かつての主であるジョイボーイが帰ってきたと錯覚しました。エメトがルフィに向かって「ジョイボーイ」と呼びかけたのは、ルフィがジョイボーイ本人だからではなく、ジョイボーイと瓜二つの姿と気配をまとっていたからなのです。

アニメ『ONE PIECE』ジョイボーイの初登場は何話?

ジョイボーイの声が解禁されたのは第1151話「父と描いた夢!ボニーの自由な未来」

アニメ『ONE PIECE』において、ジョイボーイが初めて言葉を発し、その声優が高乃麗さんであることが判明したのは、第1151話です。このエピソードのサブタイトルは「父と描いた夢!ボニーの自由な未来」で、2025年11月30日に放送されました。これまでシルエットや伝承のみで語られてきたジョイボーイというキャラクターに、初めて具体的な「声」という実体が与えられた記念すべき回となりました。この回での登場シーンやセリフは短いものでしたが、その存在感とキャストの話題性は絶大で、アニメワンピースの歴史に残る重要なエピソードとして位置づけられています。

今後のアニメでの登場予定と活躍の可能性

現在のテレビアニメでは「エッグヘッド編」がクライマックスを迎えていますが、今後もジョイボーイが登場する可能性は十分にあります。特に、物語は「空白の100年」の謎に迫る核心部分へと進んでおり、2026年4月からスタートすることが発表されている「エルバフ編」やその後の展開において、過去の回想シーンが増えることが予想されるからです。ジョイボーイがどのような人物で、過去に何を行い、なぜ謝罪文を残したのかといった詳細が描かれる際、再び高乃麗さんが演じるジョイボーイの声を聞くことができるでしょう。

『倒せ!海賊ギャンザック』を見る方法は?(リバイバル上映情報)

高乃麗さんが初代ルフィを演じた『ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック』は、現在視聴するのが非常に困難な作品となっています。この作品は一般向けのDVDやBlu-rayとして販売されておらず、当時は『週刊少年ジャンプ』の応募者全員サービスのビデオとして配布されたのみでした。しかし、2022年7月に配信された特別番組「ONE PIECE DAY」の中で、24年ぶりとなるリバイバル上映(配信)が行われたことがあります。現時点では定額制動画配信サービスなどでの常時配信は行われていませんが、今回のような大きな話題や周年のタイミングなどで、再び限定公開される可能性もゼロではありません。

高乃麗が語るジョイボーイ役への想いとコメント

自身のX(旧Twitter)で語った「27年」と「800年」のリンク

高乃麗さんは、放送終了後に自身のX(旧Twitter)を更新し、今回の出演に対する感慨深い想いを綴っています。「昔、たった一度だけ関わらせて頂いた『ONE PIECE』。あれから27年。今度は『ジョイボーイ』という役を様々な記憶の中で生きていきます」と報告しました。さらに、「27年の月日はとても長くて、800年にも900年にも思えますが」ともコメントしています。この「800年、900年」という数字は、作中の「空白の100年」から現在までの年数と重なるものであり、ご自身の現実の時間経過と、作品内の歴史的な時間経過を重ね合わせた、非常に深く文学的な表現としてファンの感動を呼びました。

田中真弓(現ルフィ役)との関係や共演エピソード

高乃麗さんと、現在のルフィ役である田中真弓さんは、同じ声優業界で長く活躍する仲間であり、深い親交があります。実は過去には、田中真弓さん、伊倉一恵さん、竹田えりさんと共に演劇ユニット「コーネンキーズ」を結成して活動していたこともあります。このように、プライベートや舞台活動でも繋がりがある二人が、同じ「ルフィ」というキャラクター(あるいはその前身)を通じて、作品の中でバトンを繋ぐような関係になったことは、非常にドラマチックな巡り合わせと言えます。互いにリスペクトし合う関係性が、今回の奇跡的なキャスティングの実現を後押ししたのかもしれません。

まとめ

高乃麗さんによるジョイボーイ役は、単なるサプライズやファンサービスにとどまらない、作品の本質を突いた素晴らしい配役です。彼女の声には、27年前の「始まりのルフィ」としての記憶と、ベテラン声優としての重厚な響きが同居しており、それが「太古の昔に実在した伝説の海賊」というジョイボーイのキャラクターに説得力を与えています。これから明かされていくであろうジョイボーイの真実や感情を、高乃麗さんがどのように表現していくのか。その一言一句が、ワンピースという物語の深みをさらに増していくことは間違いありません。